清朝最後の皇帝に産まれた溥儀の、動乱に満ちた人生を描いた大作です。運命に翻弄される姿に、胸が締め付けられるようなやるせなさを感じました。皇帝から一市民になった溥儀が牡丹を育てているシーンや、紫禁城に「一般客」として行くシーンは泣けます。 ベルナルド・ベルトリッチが監督だけあって、映像が美しいです。 溥儀役のジョン・ローンも、正室・婉容役のジョアン・チェンも美しいのですが、私が好きだったのは、家庭教師ジョンストン役のピーター・オトゥールの演技でした。 これを見た後、紫禁城に行ったのですが、 そのスケールの大きさには大変感動しました。 映画そのまま、いや、それ以上だったかもしれません。 坂本龍一作曲のテーマが素晴らしいです。
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