この記事へのコメント
汽車がよっぽど動き出してから、もう大丈夫(だいしょうぶ)だろうと思って、窓から首を出して、振り向いたら、やっぱり立っていた。何だか大変小さく見えた。
ぶうと云(い)って汽船がとまると、艀(はしけ)が岸を離(はな)れて、漕(こ)ぎ寄せて来た。船頭は真(ま)っ裸(ぱだか)に赤ふんどしをしめている。
続(つ)づいて五六人は乗ったろう。外に大きな箱(はこ)を四つばかり積み込んで赤ふんは岸へ漕ぎ戻(もど)して来た。陸(おか)へ着いた時も、いの一番に飛び上がって、いきなり、磯(いそ)に立っていた鼻たれ小僧(こぞう)をつらまえて中学校はどこだと聞いた。
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